スリッページとは約定時の不利な値動き
スリッページとは、注文を出した際に、
注文通りのレートではなく、顧客に不利な方向にレートがずれて約定されること、
またはその「ずれ」のことを指します。
例えば、USD/JPY(米ドル/日本円)のレートが「1ドル90円」で約定しようとしたときに、
勝手にレートがずれて、「1ドル89.5円」になってしまうということです。
これは、成行注文だけでなく、指値注文、逆指値注文などでも起こりえます。
特に、為替相場の変動が激しいときには、このずれが大きくなることがあります。
そのため、思わぬ損をしないために、FX会社を選ぶ際に、
約定率をひとつの検討材料とすることが大切です。
しかし残念ながら、約定率はあまり公開されていないことが多いのも現状です。
約定率が高いことで非常に有名なのは、ひまわり証券です。
スリッページは制限する仕組み
最近では、このスリッページを制限するため、
注文時にスリッページをどの範囲まで許容するかを設定できるFX会社が増えてきました。
スリッページを設定した場合、
約定時にスリッページが設定の範囲以上に大きくなる場合は、
約定を取りやめることができるというものです。
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