スワップポイントとは何?
スワップポイントは、各FX会社のスワップ(Swap)の金額を表したものです。
※GMOクリック証券(2012年3月)
これは、USD/JPYC(米ドル/日本円)のスワップポイントの表の例です。
まず言葉を説明して行きます。
スワップポイントは、各FX会社のスワップ(Swap)の金額を表したものです。
※GMOクリック証券(2012年3月)
これは、USD/JPYC(米ドル/日本円)のスワップポイントの表の例です。
まず言葉を説明して行きます。
スワップポイントは毎日同じではありません。
スワップポイントが変わる原因は様々です。
金利の変動については、スワップの項目で説明しましたので、
残り2つについて説明して行きます。
付与日数とは、スワップポイントが発生する単位のことを指します。
上の例をご覧頂きたいのですが、
まず、基本的にスワップポイントは土日や祝日には発生しません。
そのため、土日や祝日のスワップポイントはゼロになります、
そして、付与日数はゼロとなっています。
しかしながら、金利は日々発生しているので、
土日分のスワップポイントがもらえないとなると、
自分たちが損をし、FX会社が得をするという不公正な事態となります。
そこで、土日分については通常2日遅れて、
水曜日にスワップポイントが加算されることが慣例となっています。
そのため、水曜日のスワップポイントの付与日数は3(3日分)となり、
スワップポイントも、付与日数1のときの約3倍程度となっています。
このように、スワップポイントの付与が先送りされることを、
ロールオーバーと呼びます。
このように、その都度その都度のスワップポイントが、
何日分のスワップポイントなのかを表しているのが付与日数です。
スワップは通貨ごとの金利差によって発生していると説明しました。
ただし、最終的には、FX会社がスワップポイントを決めています。
そのため、FX会社によってスワップポイントは大きく異なります。
FX会社はそれぞれ独自にスワップの水準を設定し、発表をしています。
このスワップの水準は、FX会社を選ぶ際の重要なポイントとなります。
一般的に売スワップと買スワップは連動していますので、
売スワップが高いFX会社は買スワップも高く、
逆に売スワップが低いFX会社は買スワップも低くなります。
そのため、
スワップポイントが高水準の場合は、
買ポジションでのスワップで利益を大きくできますし、
スワップポイントが低水準の場合は、
売ポジションでのスワップの損失を小さくできます。
また、スワップポイントはFX会社が最終的に決めているため、
実際の金利相場があまり動いていなくても、スワップポイントが変動することがあります。
冒頭でお伝えしたスワップの表で、
売スワップと買スワップの絶対値を比べた場合、
売スワップの方が値が大きく、
買スワップの方が値が小さくなっています。
例えば、発生日3 月1日の分では、
売スワップが-4円、買スワップが3円となり、
売スワップの絶対値が大きくなっています。
このように多くのFX会社では、
顧客にとって利益が少なく、損失が大きくなるように設定されています。
それがFX会社にとってのひとつの利益の源になっています。
ただし、
なかには売スワップと買スワップを同じ大きさにしているところもあります。
有名なところでは、東京金融取引所が実施している「くりっく365」が、
スワップを売買同額にしています。